【 グリストラップのふた.com 】
グリストラップの蓋とは?
グリストラップの蓋とは、業務用の厨房などへの設置が義務付けられているグリストラップ(グリース阻集器)の上を塞いでいる蓋の事で、鉄製やステンレス製の縞鋼板(滑り止めの凸状の模様が付いた板)で出来ている物が一般的です。
このグリストラップの蓋が錆びて痛んでいると、踏み抜いて怪我をしてしまう恐れがありますし、保健所の検査で指摘を受けてしまい営業停止になる恐れもありますので、早めに交換する事をお勧めします。
蓋は、人が上に乗って厨房作業をしても大丈夫なだけの強度が必要ですが、当社ではご注文の内容で強度的に大丈夫かどうかを確認させて頂くようにしております。
また、たまにグリストラップが野外の駐車場などに設置されており、自動車が乗る事がある蓋もありますが、そのような場合には当社では、シッカリと強度計算をして、自動車が乗っても大丈夫な構造の蓋を設計しますので、遠慮なくご依頼ください。
ホースなどを通すための切り欠きが必要な場合は無料で加工していますので、切り欠きの寸法が入った図を送ってください。ただし、その図が蓋を表から見た図か?裏から見た図か?わかるようにしてください。
蓋の注文方法アドバイス
グリストラップのメーカーといえば、ホーコスや前澤化成工業、カネソウ、プレパイ工業など多くのメーカーがあり、サイズや種類も数多くありますので、メーカーや型番がわからなければ蓋を注文するのは大変です。
また、設置場所によって、土間の高さと排水管の高さの関係で、設置業者が純正の蓋を使わずに、蓋をオーダーメイドして設置している場合も多々ありますので、グリストラップ槽のメーカーと型番だけで蓋を注文すると、注文ミスをしてしまう可能性もあります。
しかも、古くなったグリストラップの蓋を測定して注文しようにも、蓋がボロボロで測り辛かったり、そもそも現状の蓋がピッタリと合っていない場合などもよくあります。
そこで当社では、現状のグリストラップ槽本体のフチを正確に測定し、そこから余裕の数値を引き算して、最適な蓋の寸法を割り出してご注文する事お勧めしています。
これならば、注文ミスをする心配がなく、グリストラップ槽のフチにピッタリと納まる蓋を注文する事ができます。
測定をする際の注意点は?
グリストラップ槽のフチを測定する際は、蓋が入る部分のステップに、巻尺の先端がキチンと当たっている事が非常に重要です。特に、本体受け枠の外側に巻き尺を引っかけたり、蓋に巻き尺を引っかけたりして測定すると、寸法が違ってくるのでご注意ください。
(ウ)のタイプで角が丸い蓋の場合は「ご注文の流れ」の3に書いてあるように、CDやDVDのディスクなどを使って丸い部分の半径を割り出してください。(R=60mm
が一般的です)
(ア)のタイプの受け枠の深さ(Cの寸法)も測りづらいですが、この寸法が違うと、土間と蓋の高さが違ってしまい段差が出来てしまうので、なるべく正確に測定するようにお願いしております。
深さを測る時に10円玉を使う方法もあります。10円玉は厚みが1.55mm なので、10円玉を重ねて24枚だと37mm になります。(通常はC=37mm の場合が多いです)
寸法の割り出しに自信がない場合は、巻尺を当てた写真を送って頂ければ、当社の方で巻尺の目盛りを読んで最適な蓋の寸法を割り出しますので遠慮なくご依頼ください。
メンテナンス豆知識
鉄製のグリストラップの蓋は、塗装をしていないとすぐに錆びてきますので、必ず塗装をしている蓋を選びましょう。
また、塗装が剥げると錆びてきますので、掃除の際にブラシなどで強く擦って塗装を剥がさないように注意しましょう。
塗装をしている蓋でも、年数が経って塗膜が劣化してくると、徐々に錆びが浮いてきますので、中性洗剤などで脂分をシッカリ取って、水で綺麗に洗って乾かした後に、油性のペンキで上塗りをしてやれば長持ちします。
ステンレス製の蓋は、キッチンのシンクや調理台と同じ材質なので、お値段は高くなりますが、メンテナンス不要で、ほぼ交換不要となります。
余談ですが、本体の受け枠が錆びているグリストラップ槽もよく見かけます。その場合には、金ブラシ等で擦って錆びを落として洗い流し、良く乾かしてから「ローバル96」という亜鉛メッキの塗料をハケで塗ってやると耐久性が全然違ってきます。「ローバル96」は1kg缶が3千円ほどでホームセンターに売っています。(もちろんハケや金ブラシも…)
ただし、受け枠の錆びが酷くて受け枠として機能していない場合は、蓋を少し大きくして、蓋のタイプを(イ)に変えてしまう方法もあるので、写真を送って相談してみてください。
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